■Lost story 2■
[Lost story]
私にはこの切符を捨てることができなかった

だって もう友達はほとんどいないから・・・

なら 私も一緒に逝ってしまえばいいのか?

その時

「まだお前にはやることがあるだろう」

聞き覚えのある声 懐かしい声

涙がこぼれ落ちた ここでケジメをつけなくては



翌日――…

夏休みで外に出たのは初めてだった

この人の死因は分かりますか? と聞いた

こう帰ってきた

「あの子は麻薬の取引をする会社に狙われてたんだ」

頭が破裂しそうだったが こう返した

「なぜですか?」

そうすると 「戦争」とは関係のなさそうなかんじの答えが来た

「帰り道に某ガレージで取引しているのを見たらしい。

誰にも話さずにつらかったんだろうね」

おかしい、確実に 私にも話さなかったのに警察に話すわけがない

その時は知らなかった この事件にとんでもない闇がひそむことに・・・
絹香
http://sekieikomyunithi.bbs.fc2.com/
2011年08月29日(月) 18時40分47秒 公開
この作品の著作権は絹香さんにあり無断転載は禁止です
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

この作品の感想をお寄せください。
感想記事の投稿は現在ありません。
お名前(必須) E-Mail(任意)
メッセージ


<<戻る
感想記事削除PASSWORD
PASSWORD 編集 削除